石がゴロゴロの川岸で
ひとりでバーベキュー

水はタンクでどのくらい
鉄板と網と
トングと
あれとこれ

そんな非現実的なこと
非実現的なこと

準備から後片付けまでを
目を閉 ....
青い檸檬は
いつかは
黄色くなるんだろうか

低い鼻なのに
鼻先が冷たくなるのは
何でなんだろう

金の亡者になった頃
何不自由しなくなるのかもしれない

教訓は
身に凍み込む ....
琥珀の火の酒を
舌から喉の奥に流し込み
血液に乗せれば
私の身体は
いつでも燃える
青い炎になって

すでに
燃えているのだろう
熱い身体を
シーツの上に横たえたら
あなたごと
 ....
私の髪は切られずに

毎日伸びつづけるのだった

毎日抜けるのだった

甘いりんごパイとともに

夜更けのコーヒーとともに

同居人の寝息

確認して

そっとほっとする
 ....
今年は
洗濯物をひとつひとつ畳んで
引き出しにしまうような毎日を
過ごしておりますわたくしでございます

洗濯物を畳んでしまう習慣というのは
たぶん
この国独特のものかと思うのですが
 ....
わたしが
辛い
といえば
自分も辛いと言う
忙しいといえば
自分も
疲れたといえば
自分も

あなたの方がいちばん可哀想なの
あなたの方がいちばん大変なの
あなたの方がいちばん頑 ....
犬のような咳をしたって
迷惑顔されます
そういうのが嫌だから
休むと
サボリだといわれます

ハナは
かんでもかんでも
溜まります
紙があることは
ありがたいことです

お金っ ....
いまはただ
この一年の仕事が
早く
無事に終わるように祈る日々で
色恋も感性も休んでいる
人生修行は辛いけれど
まだまだ足りない

わたしは
普通の暮らしを択んだのだ
普通であるよ ....
『恋って、どんなだったっけ?』と 


思えるほど身も心も酷使する日々に ありがとう


なにが出るかわからない恋に浮かれる日々は過ぎて


手作りの愛には端から負担を感じつつ

 ....
鼻を咬みすぎて
赤くなった鼻の下を見せても
好きなら
可愛いと笑ってくれるのかな
そうでなかったら
何とも思わないし
むしろ
嫌いなら
何をしても嫌悪だろうな

女は嫌いだ
女は ....
占いメールによると
明日はラッキーデーなのだそうだ

あなたに
私の何がわかるのか

占いどおりになったなら
怖くて
占いが見られないじゃないか

じゃあ
なぜ私は占いを見るのか ....
夕方6時の屋上駐車場
暗い角場に車を止めて
寝ているのは私です
ほんの1時間程

だって
ちょっと
人生に疲れてるんですもの

ドアロックはちゃんとして

むかしなら
考えられ ....
『頑張れ』は
嫌われる言葉となって久しい

わたしは情けない人間である故
毎朝『頑張れ、頑張れ、頑張れ、、』とつぶやく

情けなくても
まだ生きなければならない

また
おいしいも ....
ねてもさめても

寝ても覚めても

ゆめとげんじつ

夢と現実

醒めちゃって

褪めたから

あんたとは寝たくない

夢は浮かんで

現実は沈むばかり

夢と現実 ....
用意された仕事をこなしてゆく
そんなのが
今は楽

嘘臭くてうわべ臭くさくて
おままごとのような
他人の在り様は
ざわざわするから
人恋しくなるくらい
引篭もりたい

わたしはね ....
街燈に照らされただけの
寂しい夜道を
いつも何気なくみてしまうけれど
それは
めったに人が通らないからで
その夜道を
誰かが通るとき
咄嗟に隠れる

喫茶店の窓から
人通りを眺める ....
椎名林檎が割ったのは

あれは
本物のガラスだったのか

OKがでるまで
何枚割ったのか

今日も
食べ過ぎて削られない

後悔した分
あした仕事で消費する

いつまでたっ ....
シワにならない柔軟剤は
弛めの脱水の後
しわを伸ばして畳んでから干さねば
結局
シワになるのだった

この世の魔法は
何かしら条件や裏があって
そのため
純心なわたしは
物事の裏を ....
アロエベラが
大変なことになっているから
ちょん切ってしまおうかて思た

買った当時は
緑濃く太く
まっすぐに伸びていた

部屋に放置していたら
のたうちまわっていた
何をそんなに ....
君が夜勤のデスクで欠伸している頃
わたしの襟足は寒いから
結んだ髪をほどいて
お化けみたいになってる

メールする相手がいて
いいね
メールするのが苦じゃないなら
尚更いいね

首 ....
何を考え無しに
不満を述べているの 

ざますか


手の届くところにないことを
他人に当たるなど
呆れるざんす

ほしいものは
いつだって
手の届かないところにあるのざます
 ....
ごはん

うまい

ごはん

うまい


きれい


わたしはまだ

だいじょうぶだなって思う
終わりそうで
終わらない10月

蹴っ飛ばしたい

嫌味な女に
詰らぬ男

私の背中に
いつも銃を突きつけて
びくついてるお前

誰だ

狭くて不便な環境で
眉間に皴つく ....
醜いものを見てしまったので
わたしも醜くなるところだった
気がついてよかった

間違っていなかった
わたしは

帰り道
見えていたのは
あの現場
聞こえていたのは
あの言葉
何 ....
わたしのお腹
別の生き物

だって
鳴くから


わたしの意思を無視して
勝手に鳴く

泣きたいのは
こっちだ


静かな場所で鳴くな

情けない声で鳴くな

好き ....
お酒を飲むと
むかしは
食道から火がついたように流れ込み
身体じゅう燃えたようになったのに
いまは
まるで水のよう

そうやって
何杯もやっていると
目が回ってくる
すまし顔じゃい ....
野菜が食べたい
なっぱが食べたい
ハムも少し入れて

野菜が食べたい
どんなのが食べたい
煮たのや
お浸し

おいしいご飯に
納豆
葱を忘れず

カレーもラーメンもパスタも揚 ....
駄々をこね泣き叫ぶ子どもの声に
不思議な感慨

そんなに大きな声で
我の欲求を叫べるなんて
呆れるような羨ましいような

私の幼い頃は
母の要求の声のほうが
大きくて強かったから
 ....
君の無防備な声と
少しの戯れだけで

ごはん
三杯くらい食べられるよ。

うーん、

一週間くらい生きられる
って言ったほうが
いいかな。

いまは

腹ペコで
死んでる ....
たぶん

「疲れた」という言葉を使いはじめてから
ずっと私は疲れてるんだろう
「疲れた」という言葉に取り憑かれて
幾久しく

思い込みの疲れ
思い込みの元気
いったいどっちが本当なの ....
蒼木りん(846)
タイトル カテゴリ Point 日付
バーベキュー未詩・独白205/11/29 23:14
青い檸檬未詩・独白605/11/29 22:37
火の酒未詩・独白205/11/24 23:27
夜更け未詩・独白305/11/24 0:52
クローゼットで眠る夢未詩・独白305/11/22 0:14
うらも有り未詩・独白105/11/17 0:01
バウバウ未詩・独白1*05/11/15 23:12
船の中のリングの上未詩・独白0*05/11/13 0:32
知らん顔未詩・独白505/11/12 0:24
洗濯機を洗濯未詩・独白105/11/10 23:47
身の程未詩・独白105/11/9 23:43
ドアロックはちゃんとして未詩・独白305/11/9 22:40
頑張れ未詩・独白605/11/8 23:03
セパレート未詩・独白005/11/7 0:39
見えなくなりたい未詩・独白405/11/5 0:08
道の種未詩・独白205/11/3 23:48
今日はここまで未詩・独白005/11/2 0:15
柔軟剤から紅玉未詩・独白405/10/31 23:38
ええ!未詩・独白205/10/30 23:06
ノッポ君へ未詩・独白305/10/30 22:38
ざます未詩・独白6+*05/10/29 23:06
ごはん未詩・独白5*05/10/28 23:12
りんさんご機嫌斜めお天気下り坂へそ曲がり未詩・独白2*05/10/26 22:44
まだ 見下すのがお好き?未詩・独白3+*05/10/25 22:55
別の生き物未詩・独白4+*05/10/23 21:37
よっぱ未詩・独白9*05/10/22 21:54
野菜が食べたい欲求未詩・独白3+05/10/21 9:44
平日休み未詩・独白105/10/21 9:24
はんぐりぃ未詩・独白0+05/10/20 22:55
誰か剥いてくれ未詩・独白405/10/18 22:24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 
0.11sec.