おやすみなさい
tondemon

おやすみなさいの後で
まだどこかで誰かが明を炊いているのかと思うと
ほら、なんだか眠れないでしょう

だってほら、
おやすみなさいの合図とともに、
全てのドアと光と絵本は閉じられるはずだったのだから

『大丈夫、ほら、いつだって。明るいからここは。』

へぇ
そうなの
でも私は何が大丈夫なのかもわからないの

おやすみなさい



自由詩 おやすみなさい Copyright tondemon 2005-11-23 00:46:28
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