*エチュード*
かおる
日常に疲れ果てたさびしんぼぅの代わりの
おそらも大泣きをしてくれたのか
全てを拭い去ったようなまっさおなカンバス
キラキラの煌めきが朱や黄色の葉っぱを揺らす
公園はすっぽりスノーグローブに閉じ込められたようで
悪戯な風がさわわ ざわわと絵筆を振るうと
くるくるくるりととりどりの色が舞い
散りばめられた足下には
かさこそかさと芳ばしい落ち葉の絨毯
あおいそらの習作はひと吹きで変幻自在
軽やかな手風琴の調べを載せて
こんな日はびぃどろの置物にしちゃいたいな
自由詩
*エチュード*
Copyright
かおる
2005-11-09 17:22:45