狼おんな
暗闇れもん

ひとりになる

暗闇に慣れた目で

あたりを見回しても

誰もいないよ



夢の中で

見た大切な人の顔が

次第にぼやけてくるのが悲しくて


獣のように咆哮した



人のままでは泣けない私だから



貴方のことさえ忘れた頭で


幾度も咆哮した


自由詩 狼おんな Copyright 暗闇れもん 2004-01-07 00:44:01
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