過失
こしごえ

罪色の花が薫ります。

あやまらなくては
いけないことがあるのですが、
これは秘密。

わたしは、わたし
これ以上これ以下でもない事実
ああ絶望を失った
その時から過ちは秘密となり果てた

だけれど、これだけは
あなたは、あなた
それ以上それ以下でもない事実
信じなくていいから
疑わないでほしい
生きている証

希望は胸の内に芽生えた
心は伝わったと疑わない真実

だのになぜ
わたしの前から消えたのか
面影は未来へ・・・

果実は実りつつあります


自由詩 過失 Copyright こしごえ 2005-10-01 17:01:03
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