嵐の予感(ソネット)
快晴

夏の夜に生まれた私は
こんな嵐の中で脱皮する
いつか描いた理想を胸に
古くなった皮を脱ぎ捨てる

嵐の後に残されたもの
私はこの秋というひと時に
精一杯の愛情をかき集め
枯葉と共に燃え上がらす

そして私は
燃えかすの冬に眠るのだ
静けさの中で安らかに

やがて春が訪れて
私の頬を突付くだろう
新しい嵐の予感を連れて


自由詩 嵐の予感(ソネット) Copyright 快晴 2005-09-06 09:44:07
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