駅:藤井寺
たりぽん(大理 奔)
奇跡は待つものじゃない
起こすものだ
先輩はいつもそう叫びながら
改札を出るといつも
マニエルの打球のように
球場にむかいましたね
でもね先輩
僕は待ってしまったんです
大切なものが
失われてしまうというのに
最後の日は
高鷲から線路沿いに歩いてみました
ちっちゃな奇跡が
起こるかも知れないなんて
また、それを待ってる僕が
そこにいました。
レールの上で
先輩と芝生の外野席で叫んだ日々が
電車に轢かれていました
さようなら
僕のバファローズ
さようなら
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