拡散する宇宙
umineko

えーオトナな人たちだけにむけて書きます。この前出張にいったんですけど、楽天ですげー安いホテルをとったんですけど、まあなんつうか、壁も安っちいわけですねそゆとこは。

で、となりのひとの声とかも聞こえるんですが、朝7時から女の子の声ががっつり聞こえてくるんですけど、会話じゃなくてまあある種のオトナ的活動真っ最中なわけなんですけどね、声おっきいよ・・(笑)。

こっちは今から仕事だっつーに、朝からするなよ・・まあするか・・。ちなみにその1時間後にまたなされてました。あー(笑)。

「声を出すと開放される」んでしょうか?ちょっと興味あるね。声を殺すと内にこもっちゃう感じじゃん?リーディングなんかもちょっと近いのか?(くっつけたらいかんのん?おこっちゃいや(笑)。)発声することで開かれる、何か。

発声は感情の発露ですからね、正当な感じがする。昔作品で「ゴージャスな刑罰」ってのを書いたんだけど、声を奪われるってのがテーマで。その苦しさはとても残酷だと思うんですね。

声を出すことで、外側とつながっていく感じがするんだけどさ。どんな事象でも。その朝7時の女の子もたぶん、ホテルの小さな空間の空気と、その外にある駅前の街のオーラと、ゆるやかにつながって拡散していったんだろう。

気持ちよさが、なんての、境界線がなくなって、スフマートのぼかし絵のように、それはたぶん相手の男の子と、ではなくて、大気の向こうの何か、それはさらに自分の内側の、もっとおおきくて。昔太宰が「鎮守の森の静けさ」で表したのともどこか似たおごそかさで、夜よりもそれは朝にわかりやすいと思うンだ。

で、まとめようもないんだけど。

声はそれ自体ゴールである、って感じかな。わけわからんか。

全国の純粋な青少年の皆さん。朝と夜とは別物です。ほんとかな(笑)。


 



散文(批評随筆小説等) 拡散する宇宙 Copyright umineko 2005-08-07 15:11:21
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