最後までありがとう
天使


小さな手をいっぱいに振っている君

その姿が可愛くてまた側に居たくなる

後ろを振り向いたら精一杯背伸びをしてまだ手を振っている君

そんな君が可愛くて

とても可愛くてぎゅっとしたくなる

振り向けばいつまでも手を振る

君の姿が消えてゆく・・・・






いつもは ここで二人話していた

小さな顔が微笑むとすごくうれしくて・・・・





だんだんと 軽くなってゆく君

片手でも抱えきれるくらいに・・・・

その姿が ほんとに小さくて・・・・前よりも小さくて・・・

白い手にはたくさん針が刺さっていて・・・

見ているだけで・・・かわいそうで・・・







そのうち僕のほうが耐え切れなくなりそうで・・・

ほんとに小さな体で頑張っている君がいるのに・・・

君の目の前では泣かないと決めたはずなのに

笑顔でいる君の前で 泣いてしまった

ごめんね・・・頑張っている君に申し訳なくて・・

それでも笑顔で 抱きしめてくれる君







最後まで・・・最後まで・・・頑張っていた君

最後まで・・・最後まで・・・笑顔だった君

最後まで・・・最後まで・・・可愛かった君






最後には・・・最後には・・・小さくなった君・・・・






それでも強かったね 最後まで良く頑張ったよ・・・・

僕ならば・・・絶対出来ない

君はすごいよ・・・ほんとにすごいよ・・・・





最後まで・・・最後まで・・・ありがとう・・・・またね


自由詩 最後までありがとう Copyright 天使 2005-08-01 23:19:40
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