左からきた電車の窓に
umineko

左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る

映る

あなたと
私との距離は

そうか
こんなふうなのか

それは
なんだかとても自然な
風景のようで

まるで
あなたの一部に
なったみたい で

そんな
夏の錯覚を

くすりと笑って
乗り込んだ 
 





自由詩 左からきた電車の窓に Copyright umineko 2005-07-31 23:45:29
notebook Home 戻る