日々草々
さき

全ての人に大切な愛だって
手に入らないこともあるじゃない
適当に感動して一日を潰した私
何もないのに無理やり泣いて
声が枯れたら
また日が暮れた


同じように過ぎていく時は
数えれば数えるほど同じじゃなくなってくのに
ふと振り返るとみな同じ顔
以下同文って
あの日あの時私は何をしてたっけ?


手に入らないならただの踏み台
そう言い聞かせて無理やり眠った
昔を思い出せばあんまりにも眩しいから
諦めて誰かを信じてもいいかって容易く妥協
いろいろ間違っていた


たった一人を決めると怖い
だから嫌だったのにって
恨みながらもやめられない
自分の業と女の性と
アイツがくれた酒飲んで
管をまいたら
また夜が明けた




自由詩 日々草々 Copyright さき 2005-07-30 22:40:15
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