僕が弁明書を出さない理由
恋月 ぴの

あれは浮気なんかじゃないよ

可愛い子猫が夜の街角で
人恋しげにニャアニャア泣いていたから
朝までかまってあげただけ

郵便屋さんの行く末なんて関係ないな
解散するなら早くすればいいじゃん

背中についた口紅は
たまたま満員電車に乗っただけ

だから、僕は弁明書なんて出さないよ


自由詩 僕が弁明書を出さない理由 Copyright 恋月 ぴの 2005-07-29 00:22:39
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