誰かの感情的八つ当たりに心が捩れているとき
蒼木りん

誰かの感情的八つ当たりに心が捩れているとき
その両目は
黒く丸い二つ
目は
眼である
肉が歪むのだ
心の指令に従って

所詮
人間である
追いかけてくるのは
一瞬に放たれた
怨念だ
まともに受けてしまうと
ダメージ

おかしな世界だ
自意識過剰な弱いものは
おとなしく息を潜めていなければならない
幾つもの次元が口をあけてひろがっている
手放したくないものも
何れ幻になる不安
不穏なエネルギー


空が晴れない

空が晴れない

オレンジが
正常にする気がした

オレンジが
清浄にする気がした



未詩・独白 誰かの感情的八つ当たりに心が捩れているとき Copyright 蒼木りん 2005-07-24 23:49:30
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