金鳥(リプライズ)
nm6
渦巻くのは散々だ。ひとつ通り越せば円形の日々がまたたく前に振り落ちてくる。ゴーイング午後。そしてその先から、定規で引いたような白線が舞い上がり、先走る道をただただたどたどし、く、たどり。ただその、嘘。サマー来たるところで湿らせる肌に槍のような陽光で/金色の、昼という昼に。
プレス、さあ。押し出す空に雲を撫でることできないよ。
プレッシャー、に、ひねられて逃げた。
ぼくらはいつも空に浮かんでしまった。
*
渦巻くのは爛々だ。ひとつ通り越せば星型の星がまたたく前に振り落ちてくる。シンキング深夜。そしてつま先から、ゴミ箱を蹴るに合わせ赤線がぶらさがり、先細る道をただただたどたどし、く、たどり。ただその、嘘。サマー来たるところで湿らせる肌に海のような振幅で/紺色の、夜という夜に。
だから夢のように酔え、といったよ。
「夢のように酔え」
何度でも言うよ。
煙に巻かれて/
巻 か れ て
*
渦巻いては定規で引いたような白線をなぞり、渦巻いてはゴミ箱を蹴るに合わせ赤線がぶらさがる。落下する頃合をいまかいま、か、と見計らう。取り計らう金色で紺色の、この世界に。ただその嘘、に、きみは全てを任せてしまった。そうしていつか来る闇のために、ただたどたどし、く、たどり、ついた日々に冷えている。
ぼくらはいつも空に浮かんでしまった。
自由詩
金鳥(リプライズ)
Copyright
nm6
2005-07-23 00:01:09
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