空の穴
スプートニク

空に穴が空いて
向こう側と こちら側が
つながってしまった

上っ面だけ良い青空の
向こう側から流れ出す
途方もない負のエネルギーは
夜に咲く花のように
渦を巻いて 開く 開く


どうにか雲で 塞げないだろうか

垂れ込める雨雲で
沸き上がる夏雲で
果てしなく厚い雪雲で


自由詩 空の穴 Copyright スプートニク 2005-07-19 18:38:09
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