ドロップ缶と鈴
ふじわら

ドロップ缶 カラカラ鳴らして
君と歩いて

いつから蹴り始めたのか
解らないその石を

君はテンションに任せて
思い切り蹴り上げ

ガシャーンと
どこかのガラスを割ってしまって

カバンに入れたドロップ缶を
ガラガラ鳴らせて

二人で走って
飛び乗ったバスの中


コロコロと鈴のように可笑しげに笑んだ
カラカラとドロップを舐めた


自由詩 ドロップ缶と鈴 Copyright ふじわら 2005-07-17 20:54:37
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