プランクトンから
蒼木りん

海の世界は
しらない

だから海に
身を投げて

底深く
沈んでみよう



青い空も
頬触る風も

友達にも
なったけれど

次に逢う時は
知らん顔なのさ



これは
昨日描いたのだけれど

わたしは
何から離れたいのだろう



海に沈み
細胞も死に

粉々の
微生物

プランクトンとして
魚に食われ

魚となって
海の食物連鎖



辛さとは
勘違い

重力のない
こころのない

浮遊生物
流されるまま

どうなんだ
プランクトン




未詩・独白 プランクトンから Copyright 蒼木りん 2005-07-11 23:39:02
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