沈丁花
伊藤透雪

春のぬるむ日
路地の軒先に咲く
沈丁花の香り

小さな花がたくさん付いて
ふわりと香る艷やかさ

焚きしめた香は好みかえ
そんな問いを空想する

ええ、ええ、
美しい香りですとも

爽やかな微風に
目を細めて
大きく息をしたら
胸いっぱいに花が咲いた




自由詩 沈丁花 Copyright 伊藤透雪 2026-03-07 17:34:36
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