薄い鞄
yaka2


あなたを 歩かせているものは 何

いうことをきかない身体をつれて
繰り返す今日を
一歩 一歩

その姿を横目に
通りすぎるたび
喉につかえる 問い


「おはよう、今日も暑いね」

守衛さんが声をかける
靴を履くように

わたしは
不意打ちを食らい
薄い鞄を抱えて
立ち止まる


あなたを歩かせているもの

それがわかるほど

あなたの背中は

薄くない



自由詩 薄い鞄 Copyright yaka2 2026-02-25 22:05:25
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