飛行
杉原詠二(黒髪)

鳥達は翼で空を飛んでいく
落ちない
風をとらえて
それぞれの巣へ向かう

風と遊び
鳴き声で歌いながら
あるときは目的をもって
別のときには悠然と

自然気候が変われば
飛び方を変える
木々の枝から枝へと
飛んでは止まる
雨粒の残る枝に、羽が触れる
木くずが地面へと落ちて
アリはそれを運ぶ

もわっとした雨の気候が
鳥達を慰め
春は湿った羽の匂いを立てる


自由詩 飛行 Copyright 杉原詠二(黒髪) 2026-02-25 12:19:06
notebook Home