プロット
泡沫の僕
僕を包んでいた生温かい笑顔が大好きで、
僕は常におどけてみせた。
似たような奴等を詰め込んだ箱で
聞こえたのは嘲笑だった。
ホンモノを探して駆けずり回り、
問い掛け語りかけ、埒が明かないから本を読んだ。
見つからないから、
引き出し、押入れ、屋根裏まで引っ掻き回した。
無いから、自分を歪めることにした。
あのディストーションを演じるように。
ギチリと鳴った笑顔はトモダチを作った。
グチリと潰した拳はサラリーを貰った。
腐ったがゆえ、ジジイにはなれない。
28歳で死ぬはずの肉はニチャリと音を引きずっていく。