ワイン
杉原詠二(黒髪)
一杯のワイン
飲み干す おいしい味
頬に血が通って
フラフラする
悲しみとともにワインを飲む時も
喜びに変わればいい
塩気のリッツといっしょに
誰にこの時間を捧げようか
壁にかかった時計の針が鳴っている
夜もかなり更けた
リッツはパキリと鳴る
細かな粉が指に残る
心にある空白の部分は
時が止まったように静かだ
ずっとそうだったことに気づく
自由詩
ワイン
Copyright
杉原詠二(黒髪)
2026-02-20 21:46:10