血まみれのイノシシ
秋葉竹



わたしって、バカなのかなぁ?
って
唐突に訊くもんだから

えっ?
そんなことも、しらんかったん?


返した

真珠の涙が
頬をコロコロころげ落ちるもんだから

ウッ、
嘘です
そんなわけないやん
って
真顔で云いなおしたけど

なんかもうダメみたいで
彼女
ズーンと落ち込んでしまってて

わたしにあと
なにがあれば
彼女の泣き出すほどの
辛さを
わかってあげられたんだろうか

こんなに好きなのに
なぜ
こんなにその想いが
つたわらないのだろうか



情熱を
綺麗に殺せればいいな
血を垂れ流すイノシシになっても







自由詩 血まみれのイノシシ Copyright 秋葉竹 2026-02-11 10:14:28
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