血まみれのイノシシ
秋葉竹
わたしって、バカなのかなぁ?
って
唐突に訊くもんだから
えっ?
そんなことも、しらんかったん?
て
返した
真珠の涙が
頬をコロコロころげ落ちるもんだから
ウッ、
嘘です
そんなわけないやん
って
真顔で云いなおしたけど
なんかもうダメみたいで
彼女
ズーンと落ち込んでしまってて
わたしにあと
なにがあれば
彼女の泣き出すほどの
辛さを
わかってあげられたんだろうか
こんなに好きなのに
なぜ
こんなにその想いが
つたわらないのだろうか
情熱を
綺麗に殺せればいいな
血を垂れ流すイノシシになっても