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完備 ver.2


針は七時を越える
道はいつも通り空いて

生きるために払う
小銭が指で滑る
袋詰め台の角
渦度
帰り道におう体臭
ベルを使わず
抜ける自転車
雨粒が
傘の縁で止まる

いまどき手紙を
書く人もいるのか
宛名は硬く
開ける前に机の上を片す
そうして
ハサミを持つわたしの
右手の線が
急に、はっきりとする


自由詩 open Copyright 完備 ver.2 2026-02-10 10:33:32
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