息子への詩
桜 歩美
息子への詩
私から巣立った息子へ
母のこの思いを受け取れる日があるならば
君にたった一つ渡したい
そのたった一つをいつか君が
私の事を思い出して懐かしむ時に
心が温まるような
そんなものになればいいと 私は思う
このたった一つ
君を目の前にして言葉にするのは
とても難しい 気恥ずかしさもあるし
言葉にすべきか迷う言葉
でも伝わるといい
「生まれてきてくれてありがとう」
その一言をいつでも
どんな瞬間でもいいから 伝わるといい
そう思っている大切な気持ちです
いつか いつの日か
でもあわよくば
もう既に伝わっていたなら
なお私は幸せです
桜 歩美