冬のいろ
そらの珊瑚
空がしろい
すいこんだ冷気が
肺の中で氷の花を咲かせる
灰色の細い梢
音もなく羽ばたいていく黒い鳥影
半分凍ったお池で
蟻がスケートする
泳ぐ金魚はめまいに似た残像
時はふりつもる
あちらこちらに
だれにもかれにも
あらがってみてもいい
あらがわなくてもいい
心臓の鼓動がきこえるところは
もうひとつの
心のありか
あてどない雪
とけてしまうまでの
つかのま
弱音はあたたかい
自由詩
冬のいろ
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そらの珊瑚
2026-02-02 14:29:44
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