鉱石
杉原詠二(黒髪)

言うとき
愛と平和を志向してしまった
夢の炎が世界を包み
空が燃え落ちるほどに焦がされる

愛のために生きる人たち
誰ひとり例外はない
心にかけた志を
思うとき
鉱石が
石炭が
輝きを増して
より黒ずんで

歩を進ませる
愛のある場所の方へ
死んだ人よ
生の星を光らせて

あなた方は完全に至る夢を持つ
光が闇を払うための余地の存在――


自由詩 鉱石 Copyright 杉原詠二(黒髪) 2026-02-01 09:30:07
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