手
杉原詠二(黒髪)
私の手の甲に
手を重ねてよ
あなたを乱暴には扱えない私だから
心配なのかな
以前私は息と心が荒れており
獰猛な野犬のようでした
あなたを噛み殺しかねなかった
この牙で
誤って
でも
今はもうすでに――
私は心と感情を
なんどもなだめてきた――
誠心を込めるための
言葉も持っている
あなたの選択の一つ一つを見て
相変わらず愛があるのを確認したら
次は私の番
あなたの手を取らせてよ
頬に手を近づけていって
誓いの言葉を発したい
この口から
耳元でささやく言葉は
永遠を誓う言葉――
シラサギが川の中から見ている――
でも鳴き声は立てない――