杉原詠二(黒髪)

私の手の甲に
手を重ねてよ
あなたを乱暴には扱えない私だから
心配なのかな

以前私は息と心が荒れており
獰猛な野犬のようでした
あなたを噛み殺しかねなかった
この牙で
誤って

でも
今はもうすでに――
私は心と感情を
なんどもなだめてきた――
誠心を込めるための
言葉も持っている

あなたの選択の一つ一つを見て
相変わらず愛があるのを確認したら
次は私の番
あなたの手を取らせてよ

頬に手を近づけていって
誓いの言葉を発したい
この口から
耳元でささやく言葉は
永遠を誓う言葉――
シラサギが川の中から見ている――
でも鳴き声は立てない――


自由詩Copyright 杉原詠二(黒髪) 2026-01-22 16:10:09
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