詩を喰らう
りつ

暗闇にともしび
あたたくきんのひかり投げかけて
道行く迷子を微笑む
100均のガチャをせがむ子供のように
宿命は背負いきれない覚悟がたりない呼ばないで手放して
わたしは傀儡じゃない

気持ちいいことしたい
舐めまわしまさぐり感覚をなぞる
おんなの肌理こまやかさとおとこの滑らかさを
共に味わいながら
宙に遊ぶ
どこまでだって翔べるはず
ことばには目に見えない翼がある

もっと遠くまで想念を投げ出して
よりまし賜へとひかりを呼ぶ
宇宙の果てを超えて
絶頂のオルガズム
熱に浮かされたように真の名を呟いて
文字を羅列する

その瞬間のわたしはくう
ただ感覚と対峙している
こんなにも気持ちいいこと
他に知らない
はんぶんめしいた子供が
間違って蟻を踏むような舞踏

詩を喰らう


自由詩 詩を喰らう Copyright りつ 2026-01-10 22:00:25
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