冬晴れ
伊藤透雪
除雪車が通った後の残された氷を割っては積む
青空はうず高く積まれた雪山に
日を反射して光で満ち溢れる
朝が連れてきた久しぶりの晴天、青い空
早朝の背中を冷やすこともなく、黙々と
脇に寄せる人の目を灼くような
燦爛たる日光
こんな朝は胸を清々しくするけれど
時々背筋を伸ばすほど私たちの労働を促していて
早朝の忙しさを重ねさせる
怠惰に身を任せていられない
雪国の空は薄暗い日々が続く
屋根と道が雪で埋もれていく
乾いた喉、捲れる唇、人々の歩みは遅い
黙々と人々が俯きながら道を行く
しかし雪晴れの朝は忙しく動き
私たちに雪国の喜びを繋ぐ
ふうふう言いながら雪を寄せる晴れの朝
私たちの営みを見つめる太陽の優しい目
お天道様が見ているよ
そんな陽に微笑み返す