左手薬指
杉原詠二(黒髪)
愛を進めるために
ダイヤモンドを買わなければ
生まれた時から
左手の薬指に
はめることの決まっていたダイヤモンド
愛が輝いて
ダイヤモンドを光らせる
私の右手に
持った傘で
太陽をさえぎる
まだ確かじゃない戦局
からめ手からせめて
補給路を断つ
悲しさを感じながら
光の方を見る
愛が押し寄せてくる
私の手に
握ったダイヤモンド
自由詩
左手薬指
Copyright
杉原詠二(黒髪)
2026-01-02 09:18:29