威風堂々
りつ

葉を落とす

いっさいの虚飾を
脱ぎ捨てるように

冬の微細な陽射しと
寒すぎる温度の中では
もう葉に栄養を送れない

そんか覚悟と潔さ

葉を落とした裸木は
骨格が顕になり
より一層
堂々としている

ただ、自然であるだけ

私から見栄や虚飾や偏見を取り去れば
何が残るだろう
じめじめと陰湿に蹲る自分だろうか
希望をいだき
喜びに溢れ
生き生きと呼吸する自分だろうか

威風堂々
自分に誇れる自分でありたい


自由詩 威風堂々 Copyright りつ 2025-12-19 22:33:26
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