ま夜中の三叉路』  存在失格  もっぷ
梅昆布茶2

くさくさする夜だった。

何もかもうまくゆかない。

できたと思ったソネットは

書き止めようとした途端に蒸発してしまった。
くさくさしたこんな夜に

あなたにはごめんなさいを繰り返す、私の夫となったばかりに変えざるを得なくなった


いくつもの習慣やあるいはもしかして

全面的なライフスタイルの見直しに至るまで

私さえ現れなければ

人間失格というタイトルの本

私など存在失格なのだということ

あなたには

お願いだから探さないでね

と書置きしたいそして

どうしてこんな夜があるのかちっとも知らないで産声を上げてしまった私は

神様人として生まれて幸せすぎて泣いています

コテって犯罪的ですか?











短歌 ま夜中の三叉路』  存在失格  もっぷ Copyright 梅昆布茶2 2025-10-18 00:37:17
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