鈍麻
りつ
喜びに鈍感になっている
どんな時だって
日は昇り日は沈む
細やかな喜びを大切にできないものが
何で大きな喜びを得られるだろう
傷つくことを恐れて
こころを閉ざすな
花はきれいではないか
雨は冷たくはないか
お日さまは笑っていないか
風は涼やかではないか
ほんの少しでも
泣けばこころの皮膚は剥がれる
泣けるってことは
幸せなことなんだ
自由詩
鈍麻
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りつ
2025-10-03 04:00:05
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