DO IT AGAIN
鏡文志
破れた糸を縫うように 紡いだ言葉が、ハラハラと
汚れた過去を洗うように 心に雨がホロホロと
繋いだその手を払うように、一つの意思がムラムラと
笑ったことをかき消すように、怒りの想いが悶々と
悪ふざけ無駄話嫌うように、無言で努力を黙々と
表向き上っ面嘲笑うように、日陰で準備を着々と
怨念と因縁と陰湿と、灼熱が
完全と漫然と自然と、調和して
明日へと未来へと情熱に、橋を架け
向かい風からっ風波吹雪、跳ね除けて
昨日から古代から記憶の中、駆け巡り
泥水を潮水を雨水を、呑みながら
思考の汗を埃を熱風が、吹き飛ばし
煙さえ棚引いて、火が生まれ、水を生み、厳かに緩やかに
重々しく軽やかに、規則正しく時に乱調し
灼熱の病弱の漂着の
情弱者、従属心、執着心
固執性、柔軟性、もっと、しっかりせい!
貧すれば嫁あらず、財あれば媚び要らず
天と地と、この広大なる大地不毛砂漠に
なに植えよう? なに望もう? なに願おう?
なに、問いかけよう?
下っ端姿が様になるのはいつまで?
人生、何度だってやり直せるさ!