ハム子追悼
秋田の米はうまい

ハム子が今日天に召されました。
かなり老衰してきて動くのもやっとだったから
ご飯の入れ物もおトイレも平たくしたらちゃんと今朝まで
自分でおトイレにいき、ご飯も食べていました。
今日は脱水症状にならないようにリンゴとか少しあげて家をでました。

体温がかなり低くなっていたのでもうそろそろかなと思っていましたが、帰ってきてトイレ砂のところで動かなくなったハム子を見つけたときにはいい歳なのに大泣きしてしまいました。

ハム子は性格が優しくて、最近は自分で上手く体をきれいにできなくなったから、めちゃくちゃ嫌そうでしたが、お湯で洗ってあげた時にも、優しく噛んで嫌ですよ、という意志表示をするだけでした。

深夜の回し車がうるさくて眠れないときも、給水器の金属を音をたててかじり倒していたときも、壁紙を噛んで剥がしてたときも、ハム子は可愛かった。

ハム子は動物だから自分の死に対して悔やむこともないし、死が怖くもないことだけがよかった。私のせいで四回くらい死にかけたからちゃんと寿命まで全うできて本当によかった。

習性だから体が動けばパトロールに出たがったし、アラフォー体力限界社畜の自分よりも働きものだったハム子。
どこかで命には軽いと重いがあると思ってたけど、人間の50倍くらいの速さで赤ちゃんからおばあちゃんになっていくハム子を見てて、老いていくハム子のことがとても悲しかった。

でもハム子と暮らした2年一ヶ月は楽しかった。本当にありがとう。



自由詩 ハム子追悼 Copyright 秋田の米はうまい 2025-09-30 21:18:56
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