解錠設備
由比良 倖
いろいろな意味があって、丁寧度とか上がっていって。
色にはミリがあって、節度があって、光明があって。
ぱっくりと割れた傷のような音が流れてて。
小声に出しては消えていく、青いルビーが転がっている。
解錠、解錠、解錠、……。
手、綺麗に洗って、並べた目をはらはら裂いていく。
AO入試で求められた性癖から、瞑想を続けている、ずっと、僕たち。
理性が届かない目から鱗とかの、改良ばかり増え続けてる。増殖してる。
ん、ん、ん、、はたはた、さらさら。
胃、から愛とか宝とか得て、くるまって。知らない部分を裁縫してる。練度、練度、練度、、、。。。
から笑いが増えていく、英語してる、喘いで、なびいて、フラッシュバックを起こしたら、
世界の半分は遅れた知識なんだって教えたげる。
り、
り、
り、
(意味を籠絡して、センターを貫いて、移行、移行、
君だけが赤なんだって、教えてあげる。
2
音楽は美しい、けど音楽という言葉は美しくない、
し、
……美しいは美しくない。
けれどそれって、笑ってる私たちには必須で、
例えば情けなさのうるうるの中で、ポイント的に刺すには必要。
刺すには。言葉って。
踊らされてて、永眠して、この世のおろかのベースには、英語信仰とか、……
加工業者の陰謀論とか、のぼり詰めない、ひととひとの、気持ちよくなさの涙のからさとか、……
忌み嫌う平和とか、ゴーサインの出ない、併合されない、
宇宙とか、
でも、ねえ、全身全霊という言葉は、
全身全霊で言葉なんだ、って、教えてあげたい。
3
身体を邪魔にしないから消えたい、生きるために、彼岸の固さが要るので、
「ここにいない」って脳の裏側にささやきかける。
理由なく、歩くのが好きです。
きみの日陰で日向にあって。
止められても、誉められても、折れても、飢えても消し飛んでも、それでも、
きみが好き、って、いうことだけをする、
ぼくが、好き、って、ことだけをする。
それだけの骨だけの、いのち、素朴にぼくは令和を生きてる。
4
いわい、ことり、するする、ビー、消しゴム製の塀が続いてる私だ、血、子、トリップ、
青さ、ロケットの青さ、iOS、の、孵卵にいかにもな、ハイタッチの手へ、波、こころころころ綻びて、始まったりする、から
赤でぶつからないで、生きてて、汚名で消されても、消されても、
それでも泳ぐ、(消えないで)、君でいて。