つうつう(0916)
唐草フウ
ほおづえをついたら
消えるくらい細い 月だね
知らないあいだに
こおろぎが まぎれ込んでたから
窓をあけて 夜に帰したよ
りーん あちらから
りーん こちらから
遠くても 呼びあってるの
元気でね 明日も
すてきなことは
ぼやけているけど
誰かのことでゆれる
静かな場面が すき
ほおづえをついたら
細い月と 気まぐれな もしもしを
自由詩
つうつう(0916)
Copyright
唐草フウ
2025-09-16 22:08:41