手がかり
自画自計

太陽と月に今日も見張られながら
24つに区切った計画を遂行していく

もう3日前の願い事なんて忘れてるのに
あの時の君の言葉だけは丁寧に保管されている

欲しい手がかりと残したい証拠が揃わずに
時系列が乱れたままで 

手がかりは夜にやってくる
証拠は朝に逃げていく

予想した未来と推理した未来じゃ
縦書きの想いと横書きの想い位に違いがある

欲しいのは確かな手応え

 
シャワーを浴びて証拠を消しにかかるけど
胸の痛みにしみ込んでくる 

未来を試せるほどの手札はなく
右を見ながら左を意識する余裕もなく

君を抱きしめた夜に確かな安らぎを感じる
そして寂しさも連れてくる

手がかりは夜にやってくる
証拠は朝に逃げていく

五感で確かめたものが真実だとしても
六感で感じた未来がそれでいいのかと脅してくる

欲しいのは確かな手応え




自由詩 手がかり Copyright 自画自計 2025-09-07 09:35:50
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