きまりさがり上がり
カッラー

了にもつと空筈だから
仕方なく数字の
られつでしたねローマ文字

きみとぼくと神とそうじゃない
者たちは異教徒だから
誰もが崇めるのは
なんだかんだ化学だったの
今も昔も現在も
ただそこにある時計も
ただそこにある壁も
ただそこにあるいつの日かの
因果も
美容室よしえも
スナックともえも
マッサージあきよも

禅定の境地なんてね
崇高な話だったから
子供の頃もそんな気がしてた
中学でもそんな気がしてた
高校でもそんな気がしてた
低月給でもそんな気がしてた
グループホームでもそんな気がしてた
偉い人の前でもそんな気がしてた

あれ
風呂入ったかねわしは

公園に行った、あの日を思い出しながら
それから5年、今の僕からしたら
公園というキーワードが浮かんだら
そのお前を思い出す


自由詩 きまりさがり上がり Copyright カッラー 2025-09-05 12:47:23
notebook Home