えーてるたい
ひだかたけし
巨大などろどろのうねりのなか
掻き分け泳ぎ進みいく
意識の私の
巨大な生きものに覆われ含まれ
吐き出されては呑み込まれていく
繰り返しの渦中にこそ
意識の自分の息衝き在りと
巨大なうねりの
どろどろどろどろ
輝く光源から伸び拡がり
しずやか異様にも
歓び込み上げる今の私の
自分なるもの巨大な生命の一部なりと
思考奥処に働く直観の
掬い取り認め識る瞬間に
既に意識の私の肉身から離れ
別の層に担われ在ると
ふっと電源落ちて 、
すっと清明新たな明かりつく
自由詩
えーてるたい
Copyright
ひだかたけし
2025-08-31 09:33:09
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