忙殺された日々がめくられて
山人

頭の中には蝋燭が一本点いているだけのような
どこにも居るような朝である
カーテンは閉められていて
遠い所から立ち寄った風が時折揺らす
時間がありすぎて、たちくらみするような感覚
どこか手術台の上にのせられて動けない人体
今日は背中の甲羅が剥げていて、なんだか少し軽い
でも、心はくらい



自由詩 忙殺された日々がめくられて Copyright 山人 2025-08-28 06:02:08
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