神様のバカ
自画自計

両手を背中で結んで
夜風を独り占めする様に
一歩先を進む君

結んだ指は祈りにも似て
君は無邪気に何かを願っているようで

君は気付いているかい
「これって運命かな」って真顔になったり
「神様のバカ」って微笑んでみたりするね
まるで友達みたいに神様とお話しするんだね

神様が先かな それとも
愛が先にあったのかな
夜空に尋ねるふりして
祈りから始まったんだよと
ロマンチストの横顔で

あきれ顔で並んでみる僕
今夜は手をつないで帰ろうか


自由詩 神様のバカ Copyright 自画自計 2025-08-22 02:09:50
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