降水量
本田憲嵩

午前に怒り狂った、
土砂降り雨の冠水が、
いつの間にか、
みずいろの夏空へとすべて蒸発していて、
まるで、まる顔の笑顔のように膨らみにふくらんだ、
にゅうどう雲、
が、たくさん湧き出ている、
けっきょく、
お天気が一番のお天気屋さん、


(けれども、あーあの人、何だか今日はバカみたいにきわめて暑い)、



自由詩 降水量 Copyright 本田憲嵩 2025-08-07 22:53:20
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