楔──表
ひだかたけし
陽はもうとっくに沈み
天使の微笑み
透風の吹き抜ける
この深き夜闇の一刻、
我ら思考力動に躍り世を織り込む 、
私の脳髄を使い足踏みし
渦巻きぐるぐる蠢き続け
自らを刻印する声々、
絶えず遅延しつつ残響し
これら夜空に定位置占める
宇宙輝きの星々から
私と云う意識の舞台介し
私自身に響き問い掛けるモノ達
、
この言の葉の波動 伝わり在るかと
応じる私は掴み取る言の葉散らし返し、
永久の如き今に留まる己 静か凝集の一所だと。
自由詩
楔──表
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ひだかたけし
2025-08-07 22:06:17
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