何奴!
林 理仁
もぐらだったのです
そんな僕は暗中模索の中で
鶏になろうと頑張ってました
でもやっぱなかなかなれない
鶏への道は長かったのです
ところが
鶏になるつもりだったのに
鷹になってしまいました
そりゃ嬉しかったですよ
しかしこれまた大変だったのです
鷹になれたはいいが
鷹レベルの能力がないのです
鷹なのにバカでした
こりゃ辛い
胸を引き裂かれるような辛さでした
長い道のりを経て
僕はやっと鷹レベルの能力を得ました
しかし
そしたらまたもぐらに戻ってしまいました
こりゃ非常に優秀なもぐらが誕生しました
神はこんな優秀なもぐらは見たことないと僕を溺愛しました
僕はとても誇らしかったです
もぐらは普通、あんま幸せじゃないのです
ですが僕はとても幸せでした
僕はもともともぐらであり、もともと優秀だったのですから