時の果てにある幸せ
黒髪
時よ
お前は果てようとするのか
時のない世界など考えようがない
しかし時は
無慈悲に過ぎて
すべてを貫通していく
砂の落ちるのに合わせて
時が過ぎていく
時として
永遠が思い浮かぶ
永遠に届くには
瞬間を極めることだ
即時対即相無限
緑の草と色とりどりの花がゆれて
一瞬ですべてが無限に広がっていくのだ
光がゆらめく
光の中に溶けてゆく
夢の話をしているだけだ
だが夢も時がなければ展開しない
時の中で時について考えること
心震える命の鼓動
血の流れとともに時間が過ぎる
今こうしている時にも
あの人が笑っている
幸せかな
あなたは
孤独を打ち消して
永遠の幸せをあげるよ