詩想、対面
ひだかたけし
揺蕩いながら打ち刻み
打ち刻みなから揺蕩い
進行する時の次第に
間延びしていき
スローモーション
あなたをわたしを別の次元へ誘う
(互いにそっぽ向きながら手だけ繋ぎ)
湧き立つ綿の朝靄の視界
天使達支え合い舞い踊り
さざ波の静やか寄せ来る
独りっ切りのユニバース
座る浜辺にぎりぎりと哀しみ抱え
肉の死滅を見越しつつ立ち上がり
限りなく落下すること上昇すること
どうしようもなく自らの内に活動する
自らに属さず息衝く詩想直観に導かれ
マクロコスモスの流出しながら
ミクロコスモスを形造りつつ
肉の鏡に映る自ら観て
私は存在すると
自己意識を獲得する
独りっ切りのユニバース
あなたもわたしも互いに人間として
独り人、ミクロコスモス
自己意識存在ユニバース
時の意識の伸び拡がり
生命を流し込み流し込まれ
互いに顔突き合わせながらしっかり手を繋ぎ直し、
今一つ上の現次元 、エーテル生命宇宙で交わり逢う