巧 列 少
林 理仁

ここらで
ほんとの僕を
探そうと思う
その言葉が
どこまでほんとうか
分からない
かっこつけも
かっこつけないもない
加齢臭が
女のおしっこの匂いする
ただそれは一例なだけだ
過去の僕は
何も間違えてはいない

僕は童貞だ
それは30歳からだ
何、それは一つの例だ
何も間違えてはいない

自分の文章が情けなくて
僕は全知全能なのさ
ああ、もうここらで
100点満点中0点でいい

自然に帰ったのだよ僕は
誰も誰も誰もいない
だけどそれは別になんも問題ない!
僕は0点だーーーー

情けないだろ
でもそれもなんとも関係ないのさ

じゃあ、なんだ!
知りませんね!
どうしたってこうなる!

くのくのくのう
くのくのくのう

僕のちんぽは自然に帰った
女だ
だからとて
結局どうもない

ただただどうもない


自由詩 巧 列 少 Copyright 林 理仁 2025-07-09 17:53:23
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