手慰みの言葉
足立らどみ



 
うまく書けなくてもいいのだ
カッコ悪くても痛々しくても
そのときの気もちを書いた言葉には
ふしぎなやさしさがある

詩のせかいはだれでも入っていける
きみの書いた詩を だれかが読んで
「わかる」って思ってくれるかも

手慰みの言葉
つまりちょっとさびしいとき
ひまなとき泣きたいときに書いた詩
それでじゅうぶんなんだな

上手じゃなくてもいい
自分の詩を自分のままでのせてみよう
きみの詩を 待っている人がいるよ


自由詩 手慰みの言葉 Copyright 足立らどみ 2025-07-05 19:59:36
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